水害対策訓練(操船訓練)を開催しました
2019.10.09
【水害対策訓練(操船訓練)】
昨今、ゲリラ豪雨や台風による河川の氾濫が相次いでおります。当院の位置する東園田町は、猪名川と藻川に挟まれたいわゆる中洲にあり、どちらかの河川が氾濫した場合、最悪3m程度の浸水被害の可能性があります。
当院ではこのような河川の氾濫などによる水害対策として、院内に組み立て式救命ボート及び救命胴衣を常設して準備を行っています。
入院患者様の安全確保だけでなく、地域住民の皆様に水害時においても可能な限り医療を提供できるために、また人命救助から連携して活動を行えるように、今回は尼崎北、東、南警察署の皆様と協働で訓練を行いました。また、赤穂中央病院、介護老人福祉施設「櫂の家」、大阪暁明館病院、各AMAT(全日本病院支援班)も参加し、それぞれの地区での水害対策も想定して訓練が行われました。
普段はボートレースに使用される会場で、災害訓練を実施できるという貴重な機会となりました。有事の際に、少しでも迅速かつ的確な対応が行えるように、平時の準備を万全にしておく努力を継続したいと思います。
最後に、台風19号が今年最大の勢力で接近しております。安全を第一に考え、事前の備えを行い、被害が出ないように、皆様も十分にお気をつけください。