はくほう会セントラル病院

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兵庫県尼崎市東園田町4丁目23−1 TEL:06-4960-6800

兵庫県尼崎市東園田町4丁目23−1

06-4960-6800

診療科・部門案内

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泌尿器科

診療担当表

特色

排尿のトラブル(尿漏れ・頻尿・排尿障害など)はご相談ください。

当院では前立腺肥大症に対してRezūmシステムによるWAVE治療を開始しました。
詳しくはこちら ⇒ 経尿道的水蒸気(WAVE)治療:『病気の説明』内にあります

また前立腺がん診断については、当院と『連携医療機関』で診断・治療が可能です。
詳しくはこちら ⇒ 
伯鳳会 大阪前立腺センター


泌尿器科の診療の対象となるのは、主に次の3つの系統の臓器です。

●『尿路』に関連する臓器
 ⇒ 腎臓~尿管~膀胱~前立腺~尿道といった尿の通り道

●前立腺・精巣・陰茎などの男性生殖器
●副腎や副甲状腺などホルモンを作る内分泌臓器

これらの臓器に起こる機能異常、腫瘍(悪性腫瘍“がん”や良性腫瘍)、感染症などを診療します。
他にも、患者さんの数は上記に比べると多くはありませんが、尿膜管疾患や、後腹膜腫瘍(腹部の脂肪・筋肉や脈管組織からできた良性及び悪性腫瘍)も診療対象です。
これらの臓器を総合的に扱うのは泌尿器科だけですので、薬による治療や内視鏡検査に代表される内科的診療も、手術に代表される外科的診療も行う診療科です。


泌尿器科の病気は、前記のように多岐にわたります。
▪尿に血が混じる
▪尿の出が悪い(尿意があるのに出ない)
▪わき腹や下腹部の急な痛み
▪陰部の痛み・脹れ
・・・などの自覚症状がある場合

泌尿器科で早めに診断・治療を受けることが必要です。


一方で、自覚症状のない場合でも泌尿器科受診が必要な場合があります。健診や他疾患の検査目的でエコーやCT検査を受けた際に腎や膀胱などに異常を指摘される、血液検査で前立腺癌の腫瘍マーカー(PSA:前立腺特異抗原)が高い、検尿で異常を指摘されるなどの場合です。
これらは、重大な疾患が見つかることも少なくはないですし、正しく評価をおこなって問題がなければ安心できますので専門科である泌尿器科を受診してください。


どんな検査・治療を受けるのかイメージしにくい泌尿器科に行くようと言われると気が進まない方もいるかもしれませんので、当科では診断・治療の全体像がわかるような説明、個々の治療についてはメリットとデメリットがよくわかるような説明を心がけています。

病気の説明

●前立腺肥大症

公開準備中

(病気の概要を記載予定)

経尿道的水蒸気(WAVE)治療

前立腺肥大症に対する治療法のひとつです。


経尿道的水蒸気(WAVE)治療(以下、本治療)は、前立腺肥大症の手術方法の1つで、内視鏡を用いて尿道から入り、水蒸気を利用して前立腺肥大症を治療するもので、Rezūmシステムで行います。 水蒸気が、肥大した組織内に蔓延し、細胞を壊し、その細胞が体内に自然に吸収されていくことで、前立腺肥大症に伴う症状を緩和します。
本治療は、前立腺肥大症を非常に低侵襲に治療する全く新しい手術療法です。
手術時の出血がほとんどなく、従来の方法に比べ手術に要する時間・入院期間ともに短くなっています。

身体への負担が比較的少ないことから合併症のリスクが高い患者さんや、高齢であることや認知機能障害など術後の身体機能低下リスクが高く、従来の手術が困難な患者さんに適した手術療法です



- 治療方法 -

本治療は、麻酔をして施行するものです。
適切な麻酔をした後、デリバリーデバイスを患者様の尿道より入れます。
デリバリーデバイスの先端からは水蒸気を送り出す針が出るようになっており、内視鏡で確認しながら適切なところで針を前立腺の肥大した組織に直接差し込み、水蒸気を注入します。
水蒸気は、前立腺組織の間質と呼ばれるスペースの部分を伝って充満します。
水蒸気は約103℃ですが、前立腺は体温と同じですので、水蒸気が前立腺細胞に触れて温度が下がることで、水蒸気治療を行った部分が約70℃になります。
この過程で治療部分の前立腺細胞は破壊され、約1~3か月かけて自然に体内に吸収されていきます。
こうして、肥大していた前立腺が小さくなり、前立腺肥大症からくる下部尿路症状が緩和されます。


治療方法を簡単に示すと図のステップになります。
この治療は、側葉肥大に対しても、中葉肥大に対しても行うことができます。

- 治療の特長 -

この治療は、水蒸気により前立腺組織の治療部分の温度を上げます。組織は温度が上がると浮腫(腫れ)を起こします。
この浮腫は一時的なものですが、腫れている間に尿閉にならないために、本治療後は一定期間、尿道カテーテルの留置が行われます。

- 当院におけるWAVE治療の流れ -
- 治療から来る代表的な合併症 -

排尿障害、血尿(肉眼で分かるもの)、血精液症(精液に血が混じること)、頻尿、尿意切迫などが報告されています。
軽度なものまで含めても、排尿障害が約17%、血尿が約11%、それ以外は10%以下と報告されています。

- 術後の注意事項 -

以下の症状が現れた場合はすぐに当院へご連絡下さい。
 ●発熱・悪寒:38℃以上の高熱が出ている場合は感染症が疑われます。
 ●排尿困難:浮腫や血塊が尿道を塞いでいることが疑われます。
       排尿できない場合、水分は取らないで病院にご連絡下さい。
 ●コントロールできない重度の下痢:感染症もしくは何らかの合併症が疑われます。
 ●重度の疼痛:術後に痛みが発生することはありますが、通常は重度ではありません。


●尿路結石症

公開準備中

(病気の概要から治療方法まで記載予定)


診療担当表

 
午前 川端※ 川端 川端 川端
午後

※診察時間が11時で終了する場合がございますので、事前にお問い合わせください。

医師紹介

泌尿器科 副院長

川端 岳

医療新聞社「名医のいる病院2023」に泌尿器科 川端 岳副院長が掲載されました。

Best Doctors in Japan2022-2023に選出されました。

資格・専門医・認定医

1980 神戸大学医学部医学科 卒業
1981 神戸大学医学部附属病院泌尿器科
1982 西脇市立西脇病院泌尿器科
1984 神戸大学医学部附属病院泌尿器科 助手
1985 国立神戸病院泌尿器科 レジデント
1988 医誠会冨士原病院泌尿器科
1990 三菱神戸病院泌尿器科 医長
1991 神鋼病院泌尿器科 医長
1995 三田市民病院泌尿器科 部長
2000 神戸大学大学院医学系研究科器官治療医学講座腎泌尿器科分野 助教授
2004 関西労災病院泌尿器科 部長
2022 はくほう会セントラル病院泌尿器科 副院長

【主な認定資格】
日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定制度審査員、認定医
日本ロボット外科学会 Robo-Doc Pilot 国内A級認定
PVP手術プロクター
泌尿器ロボット支援手術プロクター(前立腺・膀胱・腎)

【受賞歴】
内視鏡医学研究振興財団研究支援金
日本Endourology・ESWL学会オリンパス賞
日本泌尿器内視鏡学会イノベーションアワード
ベストドクター認定 2008年~

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